初心
坂梨ホームは10月1日、9年目が始まりました。
ホーム長としての生活も9年目になり、当時は気恥ずかしくて仕方なかったエプロンも、今ではユニフォームに。さてご飯何にしようかな?と考えられるくらい成長しました。
前職の自立支援施設では、父性を全面に出し男性の職員に負けないように気張っていました。寄り添うよりも、「前へ!前へ!」と進んでいたと思います。
先日、当時の卒業生が遊びに来てくれ、その時の理不尽さや思い出を語ってくれました。
大笑いしながら、自分の未熟さをみんなが呆れつつ受け止め、付き合ってくれたことに感謝しました。
私は、施設を出た子ども達が安心して生活できる場があったらいいなと、このホームを作るときに考えていました。
現実は、施設には入れなかった若者が辿り着くことが多いのですが、それでもやっぱり、ここに来て、しっかり食べて、喧嘩したり笑いあったりしながら、旅立ちの準備をして出ていけたらいいなと思います。
9年ぶりに会ったAちゃんは、10代を生き延び、エステティシャンに。かっこよかったです。
9年前に彼女達に贈ったシャツをまだ持っていてくれているとのこと…。今夜はいいお酒が飲めそうです。ありがとう。